ホームページ運営時のステークスホルダーを考慮

大規模企業サイトの構築・運営では、担当者と様々な部門や関連会社の人たちが関わることになります。当然のことながら、それぞれが違う視点から主観的にリクエストを出し、それに対してWEB担当者が対応することになります。あらゆるリクエストに応えようとして混乱し、ホームページ運営が思いもよらない方向に走ってしまわないように以下の点に気を付けるとよいでしょう。

何故そのホームページが存在するのか？

ホームページ制作の段階で本来決めるべきことですが、まれに不明確のまま運営されているケースがあります。例えば最初は、『どの企業もホームページ位持っている』という単純な理由からホームページを立ち上げてしまった場合です。ホームページの存在意義（定義）があやふやなまま軌道に乗ってしまった場合、WEB担当者が都度右往左往しながら部署間や外部業者との調整をすることになるので疲弊してしまいます。

もし決められていないようなら、一度スタートに立ち返りホームページの存在意義を明確にします。

優先順位の決定

『何故そのホームページが存在するのか？』これが明確になれば、ホームページ運営にとって何が大切な情報かが良くわかります。優先順位をつけながら各部署と対応したり、場合によってはホームページに掲載しないなどすれば、ホームページ運営がスムーズになります。また、ホームページの方向性も一定に保たれ、オーソリティー（専門性）の高いホームページになるので、検索エンジンフレンドリーなホームページに強化されていきます。オーソリティーに関しては、『コンテンツ最適化でホームぺージ活性化』でも紹介しています。

チーム編成

『目的の共有』『優先順位の決定』が出来たらどのようなチームでホームページを運営するかを考えます。間違っても青天の霹靂のように担当者を任命し、「あとは宜しく」のようなことをしてはいけません。折角作ったホームページの制作コストを無駄にするだけではなく、運営にかかる毎月のコストも無駄にしていくことになります。きちんとプランを持って担当者・責任者を決め、外部組織（例えば制作会社）とどのような関わりを持つのかを戦略的に考えます。