何故を深堀したWebサイト設計は必ず成果につながる

(2025.8.12 更新)

何故を深堀したWebサイト設計は必ず成果につながる:目次

何のためにWebサイトを運営するのか?

『何のためにWebサイトを運営するのか?』は、Webサイトを運営する上で最もシンプルかつ重要な問いです。この問いを考えるのに大変役立つのが、サイモン シネックのゴールデンサークルです。

サイモン シネックのゴールデンサークルは、YouYubrにアップされているTEDでの彼のスピーチが大変参考になります。
「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」

サイモン シネックのゴールデンサークル図
サイモン シネックのゴールデンサークル

上記はwhy?(何故)を中心に、How?、what?と円が広がっています。

ゴールデンサークルの例

  • [why(何故)?]→伝えたい理由
  • [how(どうやって)?]→Webサイト
  • [what(何を)?]→有益な情報

ご覧の通りWebサイトは why? (コア)を伝える手段のひとつとして存在しています。伝えたいモノ、コト に対して活用するのはWebサイトが一番良いのか? SNS との連携は必要か? 広告はどうするか?数ある手段の中でWebサイトはどの様な位置づけか?を考えます。

Webサイトを広告と捉えて導入を検討される方もいらっしゃいます。半分正解ですが、半分ははずれです。Webサイトは広告要素よりも、広告を見てやって来る『店舗』に近いです。

次に実際Webサイトを作るとして、それは『コーポレートサイト』『ブランディングサイト』『ECサイト』どれが必要なのか?を考えます。上記で店舗を例に出しましたが、『営業所』『ショールーム』『販売店』、インターネットの世界にこれらのいづれを作るか?検討します。

プロジェクトが暗礁に乗り上げてしまうケースで多いのが、「Webサイトで何でもやりたい!」です。これはWebサイトの開発の予算・工期が莫大にかかってしまうのはもちろんですが、運営段階でも莫大なコストをかけなければなりません。

どれだけWebサイトの目的を明確にして、用途を絞り込むことができるか?が、Webサイト成功のカギになります。

もしWebサイトリニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。私たちが何故を突き詰めたWebサイトをご案内いたします。詳しくは『事業案内』をご覧ください。

どんな体制でWebサイトを運営するのか?

『コーポレートサイト』『ブランディングサイト』『ECサイト』いづれを運営するのか?連携するSNSはどれか?などが決まって初めてWebサイト運営体制が見えてきます。また、ブログのようにかんたんにWebサイトを運営することができるシステム、CMSツールを導入するかどうか?も検討しなければなりません。

中小企業の場合は、社内リソースだけで運営が厳しい場合も少なくありません。その場合はWEB制作会社にWebサイト運営サポートをしてもらうのも一つの手です。機能や規模を縮小し、まずは出来る所からWebサイト運営を開始するのも悪くはありません。大事なのは目的を明確にして、Webサイトを運営するというコトです。

Webサイト運営体制は用途で異なる

Webサイト運営体制は、Webサイトの用途によって変わります。『コーポレートサイト』『ブランディングサイト』『ECサイト』とそれぞれ見ていきましょう。

コーポレートサイト

コーポレートサイトは店舗で例えると会社または営業所です。会社の顔になるので、商品以上に会社を前にだします。企業理念や代表の挨拶、それから取扱い商材の概要や採用についてなどです。

Webサイトとしては一番オーソドックスなスタイルですが、会社をインターネットに持ってきたというイメージなので、掲載情報が部署をまたぐ場合もあり、横展開をスムーズに運べる人員配置やシステムが必要になります。

ブランディングサイト

一つの商品やサービスにフォーカスして、Webサイトをインターネット上のショールームに見立てて運営します。内容にもよりますが、デザインもコーポレートサイトより華やかに、インパクトのあるものが多いです。外部からの広告やSNSと連動して、商品やサービスのファンを増やすことを目的に運営することが多いです。

ECサイト

いわゆるショッピングサイトです。販売店がそのままインターネットにあるイメージです。

お問い合わせに即座に応答できる人員配置や、システムを流通部分まで連動させるのか?受注から発注まで、どこまでの人員をWebサイトに関わらせるのか?をWebサイト制作前に決めておきます。開発するシステムと既存システムの連動など、検討事項も沢山あります。

もしWebサイトリニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。私たちが何故を突き詰めたWebサイトをご案内いたします。詳しくは『事業案内』をご覧ください。

制作の進め方とデザインの決め方は?

Webサイト制作は「戦略 → 設計 → 制作 → 運営」の流れで進めるのが基本です。

既存サービス・商品の棚卸

まずは現状のサービスや商品の整理から始めます。「強み」と「弱み」を明確にし、適切なキーワードを選定することで、公開後の成果に直結します。Webサイト公開後の成果の差については、コンサルティングのページでも詳しく解説していますのでご参考にしてください。

棚卸のポイント

運営モデル設計

見た目が良いだけのサイトでは成果は出ません。誰が、どのような体制で、どんなコンテンツを更新するのかを事前に設計します。

Webサイト運営モデル設計のポイント
  • 運営体制の確認
  • 掲載方法・更新フローの確認

Webサイト制作(アウトプット)

サービス・商品の棚卸から運営モデルの設計まで、積み上げてきたものをアウトプットするWebサイトを制作ます。

目的達成への設計図

ワイヤーフレームはデザインの基となる設計図です。この設計図に大凡のレイアウトや導線のわかるリンク設計、UI設計などの要素を盛り込みます。システム開発がある場合はさらにどのようなシステムを構築するかも設計します。ワイヤーフレームについては『Webサイト制作の成果を決めるワイヤーフレーム』で詳しく紹介しています。

的確に情報を伝えるデザイン

ここまでWebサイトの目的と役割、人員配置を考えてきました。このワイヤーフレームが出来上がってからはじめてデザインについて検討することができます。デザインの役割は意図した情報を的確にユーザーに届けることです。ユーザーに与える情報の強弱、印象はデザインによって大きく変わります。『ホームぺージをリニューアル時に知っておきたい技術知識』で、デザインの役割やトレンドを紹介しています。

Webサイト制作のポイント
  • ワイヤーフレーム設計
  • システム設計
  • デザイン制作
  • HTML/CSSコーディング
  • システム開発
  • 公開

Webサイト運営

Webサイトを公開したら定期的に新しいコンテンツを追加しつつ、改善点を見つけて改善していきます。またWebサイトのデータ解析を行い、戦略に沿った改善を継続することで成果を伸ばすことができます。

Webサイト運営のポイント
  • 更新・改善計画
  • コンテンツ考案/更新作業
  • サイト解析

何故を深堀したWebサイト設計は必ず成果につながるのまとめ

Webサイト制作で最も重要なのは「なぜ作るのか」を明確にすることです。目的(Why)が定まれば、設計もデザインも運営もすべての判断がブレなくなります。目的に基づいた構造設計と運営モデルを整え、継続的な改善を行うことで、成果は必ずついてきます。

Webサイトリニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。私たちが何故を突き詰めたWebサイトをご案内いたします。詳しくは『事業案内』をご覧ください。

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