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KNOWLEDGE K2@WEB相談室

このページでは、『WEBサイト制作で重要なワイヤーフレームの作り方』について紹介しています。

WEBサイト制作で重要なワイヤーフレームの作り方

WEBサイト制作で重要なワイヤーフレームの作り方:目次

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ワイヤーフレームが重要な理由

ワイヤーフレームについて

ワイヤーフレームはホームページの目的を達成する為に、『どのような要素を配置すればいいか?』『情報の優劣はどうすればいいか?』『目的達成のために効果的な遷移は?』を示すホームページの設計図です。

ホームページ制作に関わる人員は多岐にわたります。ホームページ制作に直接関わる人はもちろん、間接的にホームページに関わる人の中には、いざホームページ運営段階になってから関わる人も多くいます。ワイヤーフレームの作成と共有は、ホームページが出来上がってから「使いにくい」「成果が出にくい」ことがないように、事前にプロジェクトに関わる全ての人たちで情報を確認・共有する、とても重要な役割を持っています。

ワイヤーフレーム制作における事前準備
ホームページ掲載要素の抽出

ホームページに何を掲載する(したい)か、全てピックアップします。この段階では少しでも心当たりのあるものは必ずピックアップしておきます。ピックアップの方法はメモ帳に殴り書きしたものでも、メンバーでアイデアだししたものでも何でもかまいません。多ければ多いほど望ましいです。

ホームページ掲載要素の重要性

ホームページ掲載要素を抽出したら順位付けをしていきます。「高」「中」「低」の3段階でもいいですし、5段階くらいでも問題ありません。順位付けをしたらその中から何段階まで「掲載しない」かを検討します。「高」しか掲載しないのであれば、「中」「低」は迷わず切り捨ててしまって問題ありません。ホームページに掲載する要素が多い、少ないで最終的にどこまで切り捨てるかを決めます。

ホームページ掲載要素の関係性

ホームページ掲載要素の関係性は、例えば「グループA」や「グループB」のような感じにまとめます。先ほどの「高」「中」「低」にそれぞれ点をつけて、一番点の多いものが重要なグループとなります。ここのフローは運営段階になってからも影響する部分です。よく考えてしっかり記録に残すことをおすすめいたします。

ホームページ運営段階になると、各ステークスホルダーからリクエストが入ります。当然ながら、自分たちの担当に有益になるように求めてくることになりますが、ここでしっかり何故この表示レイアウトになったかを説明出来る記録がステークスフォルダーに納得していただくための資料となります。

ワイヤーフレームを作成する

ワイヤーフレームのレイアウト

「重要な情報を大きく目立つ位置に配置」「迷わず目的が達成出来るUIを設計」この2点がレイアウトのポイントです。

重要な情報を大きく目立つ位置に配置

準備段階で決めた再重要項目がページの一番上部に配置されます。トップページであればメインビジュアルが設置されることが多いです。「動画にするのか?」「コピーは載せるのか?」など、制作に関わることまで細かく落とし込みます。

迷わず目的が達成出来るUIを設計

ホームページの用途に合わせて、グローバルナビゲーションやグループ化した要素を配置していきます。迷わない導線にするにはどのようなUI(ユーザーインターフェイス)にすればいいか?などを考えます。

目的や補足の記載

トップページ、目次ページ、詳細ページ、それぞれページごとに目的が違います。ワイヤーフレームの補足に目的を明記してあれば、設計の善し悪しの議論の軸になるので最後までブレずにプロジェクトを進めていくことが出来ます。また、細かに補足をつけることで、制作者にも意図が伝わるので差し戻しなどのリスクも削減出来ます。

ワイヤーフレームのポイント
  • 重要な情報を大きく目立つ位置に配置
  • 迷わず目的が達成出来るUIを設計
  • ページや機能ごとに目的を明記
ワイヤーフレーム作成に適したツール

ワイヤーフレームを作る為のツールは沢山ありますが、いくつかおすすめをご紹介いたします。

AdobeXD

現在ワイヤーフレーム制作の主流はAdobeXDです。ページレイアウトをかんたんに表現できるだけでなく、ページ遷移やデバイスごとの見え方も表現でき、ホームページの設計ツールのスタンダードなソフトとなっています。複数ページで同じレイアウトを使いまわせるテンプレート機能もあるので、大量ページのホームページ設計にも最適なツールです。

パワーポイント

パワーポイントはホームページ制作の現場では、ワイヤーフレームだけでなく、用件定義やその他のドキュメントで最も使われているツールのひとつです。汎用性も高く比較的習得者も多いのでシェアするのにとても便利です。

Cacoo

クラウド型のワイヤーフレーム作成ツールです。ワイヤーフレーム用に作られているので、UIパーツもあらかじめ作られていてとても便利です。オンライン上でチームで共有が可能なメリットがある一方、セキュリティー面で気をつけなければなりません。

レスポンシブHTMLモック(番外編)

こちらは番外編になりますが、私たちケイツー・インタラクティブオリジナルの手法です。デザイン要素を全て排除したレスポンシブHTMLでワイヤーフレームを作成します。

実際のHTMLで作成されていますので、レスポンシブでのスマートフォン操作感やページ遷移などは事前に完成にかなりイメージを共有することができます。また、実際のテキストを入れ込む事で、完成段階で文字校正をする必要が無く、制作効率も格段に高いワイヤーフレームとして重宝しています。

WEBサイト制作で重要なワイヤーフレームの作り方のまとめ

ホームページ制作の成功の可否を決めるワイヤーフレーム、いかがでしたでしょうか?ワイヤーフレームをひとことで言ってしまえば「パワポで線画を描く」なのですが、その背景にある意味合いはとても重要で、ホームページ成功の可否に直接つながります。成果物に見えないコストですが、ワイヤーフレームにもきちんと目を向けることで有意義なホームページを作り上げることが出来ます。

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