私たちは、台東区浅草雷門でホームページ制作・運営代行とインバウンド対応/集客支援をしている会社です。
制作会社がデザインの前にワイヤーフレームを提出したいそうですが、ワイヤーフレームって何ですか?
デザインなどビジュアルを開発する前に、どのような要素を配置するかをPPTなどのドキュメントで作るホームぺージの設計図です。
ワイヤーフレームは目的を達成する為にページにどのような要素を配置すればいいかを示すホームページの設計図です。
ホームページを作る際に関わる人員は多岐にわたります。直接関わる人はもちろん、間接的に制作に関わる人の中には、いざ運営段階になって関わる人も多くいます。ワイヤーフレームの作成と確認は、出来上がってから「使いにくい」「成果が出にくい」ことがないように、制作に入る前に最初に関わる全ての人たちで確認・共有するとても重要なフローです。
ワイヤーフレーム作成の前に準備すべきポイントを紹介します。
ホームページに何を掲載する(したい)か、全てピックアップします。この段階では少しでも心当たりのあるものは必ずピックアップしておきます。ピックアップの方法はメモ帳に殴り書きしたものでも、メンバーでアイデアだししたものでも何でもかまいません。多ければ多いほど望ましいです。
抽出した要素に順位付けをしていきます。「高」「中」「低」の3段階でもいいですし、5段階くらいでも問題ありません。順位付けをしたらその中から何段階まで「掲載しない」かを検討します。「高」しか掲載しないのであれば、「中」「低」は迷わず切り捨ててしまって問題ありません。要素の多い、少ないで最終的にどこまで切り捨てるかを決めます。
残った要素の関係性を考えます。例えば「グループA」や「グループB」のような感じにまとめます。先ほどの「高」「中」「低」にそれぞれ点をつけて、一番点の多いものが重要なグループとなります。ここのフローは運営段階になってからも影響する部分です。よく考えてしっかり記録に残すことをおすすめいたします。
ホームページ運営段階になると、各ステークスホルダーからリクエストが入ります。当然ながら、自分たちの担当に有益になるように求めてくることになりますが、ここでしっかり何故この表示レイアウトになったかを説明出来る記録がステークスフォルダーに納得していただくための資料となります。
「重要な情報を大きく目立つ位置に配置」「迷わず目的が達成出来るUIを設計」この2点がポイントです。
準備段階で決めた再重要項目がページの一番上部に配置されます。トップページであればメインビジュアルが設置されることが多いです。「動画にするのか?」「コピーは載せるのか?」など、制作に関わることまで細かく落とし込みます。
ホームページの用途に合わせて、グローバルナビゲーションやグループ化した要素を配置していきます。迷わない導線にするにはどのようなUI(ユーザーインターフェイス)にすればいいか?などを考えます。
トップページ、目次ページ、詳細ページ、それぞれページごとに目的が違います。ワイヤーフレームの補足に目的を明記してあれば、設計の善し悪しの議論の軸になるので最後までブレずにプロジェクトを進めていくことが出来ます。また、細かに補足をつけることで、制作者にも意図が伝わるので差し戻しなどのリスクも削減出来ます。
ワイヤーフレームを作る為のツールは沢山ありますが、「オンライン」と「オフライン」でそれぞれひとつづつご紹介いたします。
パワーポイントはホームページ制作の現場では、ワイヤーフレームだけでなく、用件定義やその他のドキュメントで最も使われているツールのひとつです。汎用性も高く比較的習得者も多いのでシェアするのにとても便利です。
クラウド型のワイヤーフレーム作成ツールです。ワイヤーフレーム用に作られているので、UIパーツもあらかじめ作られていてとても便利です。オンライン上でチームで共有が可能なメリットがある一方、セキュリティー面で気をつけなければなりません。
ホームページ制作の成功の可否を決めるワイヤーフレーム、いかがでしたでしょうか?ワイヤーフレームをひとことで言ってしまえば「パワポで線画を描く」なのですが、その背景にある意味合いはとても重要で、ホームページ成功の可否に直接つながります。成果物に見えないコストですが、ワイヤーフレームにもきちんと目を向けることで有意義なホームページを作り上げることが出来ます。
ホームページのリニューアルに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
※本情報はページ公開時のものです。情報は常に更新され掲載内容と異なる場合がございます。