「404 Not Found」をチャンスに|ユーザー体験を高める4つの工夫

(2025.6.11 更新)

「404 Not Found」をチャンスに|ユーザー体験を高める4つの工夫:目次

404ページとは?

『Not Found』と大きく表示されたページをご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか?通常、Webサイト上に該当するページが存在しない場合に、サーバーが自動的に表示するのがこの『404 Not Found』ページです。

とはいえ、ただエラーを表示するだけでは、せっかく訪問してくれたユーザーの期待を裏切ってしまうことになりかねません。そんなときは、情報をカスタマイズした独自のエラーページを用意することで、ユーザーにとってより有用な体験へと変えることができます。

404ページが表示される主なケース
  • ページが削除された、またはURLが変更された
  • URLの入力ミス
  • 外部サイトなどからの古いリンク

このような「リンク切れ」の際に表示される404ページは、単なるエラー表示にとどまらず、回遊促進やブランド印象の向上につながる“重要な接点”となるのです。

ユーザーフレンドリーな404ページにするための工夫

ページが削除された際に、ただ「Not Found」とだけ表示するのでは、ユーザーにストレスを与え、サイトからの離脱につながる可能性があります。もちろん、目的のページにリダイレクトさせる方法もありますが、運用負荷がかかるケースもあるため、状況に応じた対応が求められます。

そこでおすすめしたいのが、404ページを“有益な案内ページ”としてカスタマイズすることです。以下のような工夫を取り入れることで、ユーザーにとって親切で、かつサイト全体の価値を高めるページへと生まれ変わらせることができます。

ページが存在しないことを明確に伝える

「お探しのページは見つかりませんでした」など、現在の状態を丁寧に説明することで、ユーザーに安心感を与えます。その際、冷たい印象にならないよう、親しみやすく柔らかい表現を心がけることが大切です。

他ページとUI・ナビゲーションを統一する

404ページだけが特別な見た目になると、ユーザーは混乱してしまいます。グローバルナビゲーションやデザインを他のページと揃えることで、ユーザーがサイト内を迷わず移動できるようになります。

人気ページやサイトマップへのリンクを設置する

「せっかく来てくれたユーザー」を逃さないために、トップページやサイトマップ、人気記事・商品ページなどへのリンクを設置しておくと効果的です。回遊を促す動線として、最新情報の掲載もおすすめです。

リンク切れ報告フォームを設ける

無効なリンクを報告する方法を提供して、ユーザーに助けていただくのも1つの方法です。

ユーザーが「リンク切れ」に気づいて報告できる仕組みを用意しておくと、改善にもつながります。小さな報告フォームを設置するだけでも、ユーザーとの信頼関係づくりに役立ちます。

「404 Not Found」をチャンスに|ユーザー体験を高める4つの工夫のまとめ

リンク切れに伴うエラー表示を、そのまま放置していませんか?404ページは、見方を変えれば、サイトの信頼感を高めるチャンスでもあります。

ページのカスタマイズ次第で、ユーザーにとって有益な情報や導線を提供できる場に変えられます。もし現在、404ページが初期設定のままになっているようであれば、ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか。

また私たちは、弊社では、404ページの最適化を含めたWebサイト改善のご支援を行っております。、リニューアルや運用見直しのタイミングでのご相談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

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